LESSON 24 ④ 分析・改善フェーズ 基本コンテンツ 読了目安 15分

改善提案レポート作成

分析は、レポートの形にして初めて社内の意思決定に使えます。ここでは、週次15分・月次60分で作れるレポートの型をそのまま提供します。数字を並べるだけのレポートではなく、「次に何をするか」が1枚で決まる形にします。

🎯 このレッスンを終えたときの状態

01

レポートの目的は「次の行動を決めること」

数字を並べただけのレポートは、作るのに時間がかかるわりに、誰の行動も変えません。レポートに必要なのは、①今どうなっているか ②なぜそうなったか ③次に何をするかの3つだけです。

特に③が無いレポートは、作る意味がありません。「次の1本をどう変えるか」まで書いて、初めてレポートです。

良いレポートの条件は、読み終わった人が「じゃあ次はこれをやろう」と言えること。それ以外の情報は削って構いません。

02

週次レポート(所要15分)

直近で公開した動画の初動を確認し、翌週の打ち手を3つに絞るためのレポートです。毎週同じ曜日に作ります。

見る項目どこで見るか判定
公開した動画数コンテンツタブ計画どおりか
各動画のインプレッションコンテンツ →動画別自社の平均比
各動画のCTR同上自社の中央値と比較
各動画の平均再生率同上自社の中央値と比較
維持率グラフの谷動画別 →エンゲージメント谷の位置と原因
主な流入経路動画別 →リーチ想定どおりか
コメントの傾向コメントタブ質問・要望の有無

📋 週次レポート テンプレート(15分で埋める)

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【YouTube週次レポート】2026年  月  日〜  日
作成者:            チャンネル:
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■ 1. 今週の実績
・公開本数:  本(計画:  本)
・チャンネル全体の視聴回数:       (前週比    %)
・総再生時間:       時間(前週比    %)
・登録者:  +   人(累計      人)

■ 2. 公開した動画の初動(公開48時間〜1週間)
| タイトル | Imp | CTR | 平均再生率 | 主な流入 | 4象限判定 |
|---------|-----|-----|-----------|---------|----------|
|         |     |     |           |         |          |
※4象限:◎成功 / △期待外れ / △もったいない / ✕設計見直し

■ 3. 今週の気づき(事実のみ・3つまで)
・
・
・

■ 4. 来週の打ち手(3つまで・担当と期限を書く)
| # | やること | なぜ(根拠となる数字) | 担当 | 期限 |
|---|---------|---------------------|------|------|
| 1 |         |                     |      |      |
| 2 |         |                     |      |      |
| 3 |         |                     |      |      |

■ 5. 継続確認
・企画ストック:   本(目標20本)
・編集済みバッファ:   本(目標2本)
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03

月次レポート(所要60分)

月次では、個別動画ではなくチャンネル全体の傾向と、事業への貢献を見ます。社内報告にそのまま使える形にしてあります。

  1. 1

    全体推移を出す(10分)

    視聴回数・総再生時間・登録者の月次推移。3ヶ月分を並べると傾向が見えます。

  2. 2

    トップ5とワースト5を出す(10分)

    その月に最も再生された動画と、最も伸びなかった動画。共通点を1行で書くのがポイントです。

  3. 3

    流入経路の構成比を出す(10分)

    先月との比較。検索が増えていれば資産化が進んでいる証拠です(LESSON 22)。

  4. 4

    視聴者属性の変化を見る(5分)

    年齢・地域・新規/リピーターの比率。ペルソナとのズレを確認します。

  5. 5

    市場と競合の動きを反映する(10分)

    LESSON 23の定点観測シートから転記します。

  6. 6

    翌月の企画と打ち手を決める(15分)

    勝ちパターンから3本、新しい試みから1本。この配分が安定します。

📋 月次レポート テンプレート

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【YouTube月次レポート】2026年   月
チャンネル:              作成者:
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 1. サマリー(3行)
・今月の結論:
・最も良かったこと:
・最も課題だったこと:

■ 2. 全体推移
|            | 3ヶ月前 | 前月 | 今月 | 増減 |
|-----------|--------|-----|-----|------|
| 視聴回数   |        |     |     |      |
| 総再生時間 |        |     |     |      |
| 登録者増   |        |     |     |      |
| 公開本数   |        |     |     |      |
| 平均CTR    |        |     |     |      |
| 平均再生率 |        |     |     |      |

■ 3. トップ5動画
| # | タイトル | 視聴回数 | CTR | 再生率 | 主な流入 |
|---|---------|---------|-----|-------|---------|
※ 共通点(1行):

■ 4. ワースト5動画
| # | タイトル | 視聴回数 | CTR | 再生率 | 詰まった箇所 |
|---|---------|---------|-----|-------|-------------|
※ 共通点(1行):

■ 5. 流入経路の構成比
| 経路 | 前月 | 今月 | 増減 |
|-----|-----|-----|------|
| 検索 |     |     |      |
| ブラウジング |  |  |    |
| 関連動画 |   |     |      |
| 再生リスト |  |    |      |
| 外部 |     |     |      |
※ 読み取れること:

■ 6. 視聴者属性
・年齢層の中心:       ・地域:
・新規/リピーター比:
・ペルソナとのズレ:

■ 7. 市場・競合(定点観測より)
・競合平均の動き:上昇 / 横ばい / 下降
・自社の相対位置:
・競合で伸びていたテーマ:

■ 8. 事業への貢献
・問い合わせ件数(YouTube経由):   件
・指名検索の推移:
・商談で「動画を見た」と言われた件数:   件

■ 9. 翌月の計画
| # | 企画タイトル | 種別 | 根拠 | 公開予定日 |
|---|------------|------|------|-----------|
| 1 |            | 勝ちパターン |  |         |
| 2 |            | 勝ちパターン |  |         |
| 3 |            | 勝ちパターン |  |         |
| 4 |            | 新しい試み   |  |         |

■ 10. 改善アクション(3つまで)
| # | 何を | どう変える | 根拠 | 担当 |
|---|-----|----------|------|------|
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04

数字から打ち手を機械的に導く対応表

レポートで数字を出したあと、次の表に当てはめるだけで打ち手が決まります。悩む時間をゼロにするための対応表です。

観測された状態次にやること参照レッスン
インプレッションが伸びないテーマの検索需要を確認/既存動画から導線を追加/再生リスト整備LESSON 02・08・16
CTRが自社平均を下回るサムネ文言を1要素だけ変えて差し替え、1週間後に比較LESSON 14・21
開始30秒での離脱が大きい冒頭の型を書き直す(挨拶削除・結論先出し)LESSON 09・10
中盤に急な谷があるその30秒前を確認。話題転換の一言を追加LESSON 09・21
CTR高・維持率低が続くサムネの誇張を弱め、内容との一致を優先LESSON 14
検索流入が少ない検索需要のあるテーマを選ぶ/タイトルに検索語を入れるLESSON 08・22
リピーターばかりで新規が少ない入口となる入門テーマを増やすLESSON 04・08
属性がペルソナとズレている集まっている層向けの企画を1本試すLESSON 03・22
公開が遅れがちバッファ2本を作るまで、まとめ撮りを実施LESSON 11・17
勝ちパターンが見つかった同じ型で続編を3本作るLESSON 08
05

社内報告での見せ方

経営層への報告では、数字の羅列より「何が変わったか」を先に伝えてください。次の順序が最も伝わります。

  • ①結論:今月は〈何が〉良くなった/課題が残った
  • ②事業への影響:問い合わせ件数・指名検索・商談での言及
  • ③根拠となる数字:3つまで。全部見せない
  • ④来月やること:3つまで。担当と期限つき
  • ⑤(必要なら)詳細データ:添付資料として後ろに置く

⚠ 報告の場で全部の数字を見せない

細かい数字を全部並べると、要点が埋もれます。詳細は資料に置き、口頭では結論と次の行動だけにしてください。継続の判断が下りやすくなります。

⚡

ここだけ押さえれば伸びやすくなる

  • 1 レポートの目的は「次に何をするか」を決めること。それが無いレポートは作らなくてよい。
  • 2 週次は15分・打ち手は3つまで。多く出すほど何も実行されなくなる。
  • 3 月次ではトップ5とワースト5の共通点を1行で書く。ここに勝ちパターンが現れる。
  • 4 数字から打ち手は対応表で機械的に決める。毎回悩む必要はない。
  • 5 翌月の企画は勝ちパターン3本+新しい試み1本。この配分が最も安定して伸びる。
⚠️

よくある失敗と回避法

✕ 数字を全部並べたレポートを作る

作成に時間がかかるうえ、誰の行動も変わりません。3つに絞ってください。

✕ 打ち手を10個書く

実行されないまま翌月を迎えます。3つまでにして、担当と期限を書いてください。

✕ レポートを作って終わりにする

翌週のレポートで、前回の打ち手が実行されたかを必ず確認してください。

✕ 良い数字だけを報告する

課題を隠すと、改善のための予算も体制も得られません。事実を出したうえで打ち手を示してください。

OPTION / 分析レポート代行

この分析、AllBloomが代わりに毎週レポートにしてお渡しできます

数値を見る習慣は、最初の1〜2ヶ月がいちばん続きにくいところです。オプションの分析レポート代行をご利用いただくと、YouTube Studioの数値取得から改善提案の言語化まで、まるごとこちらで巻き取ります。届いたレポートの「次にやること」だけを実行していただく運用に切り替わります。

週次レポート

直近公開動画のCTR・維持率・流入経路を1枚に。翌週の打ち手を3つに絞ってご提示。

月次レポート

チャンネル全体の推移・勝ちパターン抽出・競合比較・翌月の企画リストまで。

改善提案つき

数字の羅列で終わらせず「次の1本をどう変えるか」まで具体化してお渡しします。

レポート代行の内容を見る
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実行チェックリスト

※ チェック状態はこの端末に保存されます

  • 週次レポートのテンプレートを用意した
  • 月次レポートのテンプレートを用意した
  • レポート作成日(曜日)を固定した
  • 数字→打ち手の対応表を印刷・共有した
  • 翌月の企画を勝ちパターン3本+新しい試み1本で決めた