まず見る場所を固定する
YouTube Studioには膨大な数字がありますが、日常的に見るのは次の5項目だけで十分です。それ以外は必要になったときに見ればよい情報です。
| 見る場所 | 項目 | 何が分かるか |
|---|---|---|
| アナリティクス → 概要 | 視聴回数・総再生時間・登録者 | チャンネル全体の推移 |
| アナリティクス → コンテンツ | インプレッション数 | そもそも人の目に触れているか |
| 同上 | インプレッションのクリック率(CTR) | サムネ・タイトルが機能しているか |
| 同上 | 平均視聴時間・平均再生率 | 内容と構成が機能しているか |
| 同上 | トラフィックソース | どこから見られているか(LESSON 22) |
※ 画面構成はYouTube側の更新で変わることがあります。項目名が見当たらない場合はMTGでご確認ください。
見るタイミングは「公開48時間後」「1週間後」「1ヶ月後」
公開直後の数字は変動が大きく、判断材料になりません。48時間・1週間・1ヶ月の3点で見るとブレが減ります。毎日見ても打ち手は変わらないため、時間の無駄になります。
インプレッションとは何か
インプレッションとは、あなたの動画のサムネイルが視聴者の画面に表示された回数です。ホーム画面・関連動画・検索結果などでサムネが表示されると1カウントされます。
重要なのは、インプレッションが少ない=サムネの問題ではないということです。表示すらされていない状態なので、サムネを直しても解決しません。原因はテーマ選定や、そもそもの露出面にあります。
| インプレッション数の目安(公開1週間) | 状態 | 打ち手 |
|---|---|---|
| 数百以下 | YouTubeがまだ見せる相手を探せていない | テーマ・タイトルの検索需要を見直す(LESSON 02・08)/既存動画から導線を繋ぐ |
| 数千 | 一定の露出が始まっている | CTRを上げる打ち手が有効(サムネ・タイトル) |
| 1万以上 | ブラウジング機能で広く配信されている | 維持率を上げれば一気に伸びる可能性がある |
※ 数値はチャンネル規模・ジャンルによって大きく変わります。他社との比較ではなく、自チャンネルの過去動画との比較で判断してください。
3つに切り分ける判定フロー
再生数が伸びないとき、次の順で切り分けます。上から順に見て、最初に引っかかったところだけを直します。
-
1
インプレッションは出ているか?
出ていない場合、原因はテーマ・タイトルの検索需要、または露出のきっかけ不足です。サムネを直しても変わりません。既存動画からのリンク・再生リスト整備・コミュニティ投稿での告知が有効です。
-
2
CTRは自チャンネルの平均以上か?
インプレッションはあるのにCTRが低い場合、サムネイルとタイトルの問題です。LESSON 14に戻り、文言を1要素だけ変えて差し替えます。
-
3
平均再生率は自チャンネルの平均以上か?
CTRは高いのに再生率が低い場合、期待と中身のズレ、または冒頭の弱さです。冒頭30秒を見直します(LESSON 09)。
-
4
すべて平均以上なのに再生数が少ない
テーマの母数(そのテーマに興味がある人の総数)が小さい可能性があります。同じ品質でより広いテーマに展開してください。
「伸びない=全部やり直し」ではありません。詰まっている一か所だけを直す。これが改善スピードを何倍にも変えます。
自チャンネルの基準値を作る
他社の平均値と比べても、判断はできません。ジャンル・チャンネル規模・動画の性質で大きく変わるためです。必要なのは自チャンネルの基準値です。
-
1
直近10本のCTRと平均再生率を書き出す
スプレッドシートに並べるだけで構いません。
-
2
中央値を出す
平均値だと極端な1本に引っ張られます。真ん中の値を基準にしてください。
-
3
その値を「自社の平均線」とする
以降、新しい動画はこの線と比較します。上回れば成功、下回れば原因を切り分けます。
-
4
3ヶ月ごとに基準値を更新する
改善が進めば基準も上がります。古い基準で満足しないよう、定期的に引き直してください。
CTR基準
自社の中央値
他社比較ではなく自社比較
平均再生率
自社の中央値
動画の尺によって変動する
見る間隔
48時間 / 1週 / 1ヶ月
毎日見ても打ち手は変わらない
直す箇所
1回に1つ
同時に変えると原因が分からなくなる
ここだけ押さえれば伸びやすくなる
- 1 見る数字は5項目だけ。インプレッション・CTR・平均視聴時間・平均再生率・流入経路。
- 2 インプレッションが少ないときにサムネを直しても意味がない。表示すらされていないため。
- 3 切り分けは上から順に。最初に引っかかった一か所だけを直す。
- 4 他社の平均と比べない。自チャンネルの中央値を基準線にする。
- 5 見るのは48時間・1週間・1ヶ月の3点。毎日見ても打ち手は変わらない。
よくある失敗と回避法
✕ 毎日数字を見て一喜一憂する
判断に必要な情報が揃わないうちに動くと、改善が空回りします。3点だけ見てください。
✕ 他社の平均CTRと比べる
ジャンルも規模も違えば比較になりません。自社の過去動画と比べてください。
✕ 一度に複数箇所を直す
何が効いたか分からなくなります。1回に1要素です。
✕ インプレッションを見ずにサムネだけ直す
そもそも表示されていない場合、サムネを何度作り直しても数字は動きません。
この分析、AllBloomが代わりに毎週レポートにしてお渡しできます
数値を見る習慣は、最初の1〜2ヶ月がいちばん続きにくいところです。オプションの分析レポート代行をご利用いただくと、YouTube Studioの数値取得から改善提案の言語化まで、まるごとこちらで巻き取ります。届いたレポートの「次にやること」だけを実行していただく運用に切り替わります。
週次レポート
直近公開動画のCTR・維持率・流入経路を1枚に。翌週の打ち手を3つに絞ってご提示。
月次レポート
チャンネル全体の推移・勝ちパターン抽出・競合比較・翌月の企画リストまで。
改善提案つき
数字の羅列で終わらせず「次の1本をどう変えるか」まで具体化してお渡しします。
実行チェックリスト
※ チェック状態はこの端末に保存されます
- YouTube Studioで5項目の場所を確認した
- 直近10本のCTR・平均再生率を書き出した
- 自チャンネルの基準値(中央値)を出した
- 数字を見るタイミングを3点に固定した
- 直近の動画を判定フローで切り分け、次にやることを1つ決めた
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