LESSON 20 ④ 分析・改善フェーズ 基本コンテンツ 読了目安 12分

再生数・インプレッション分析

「再生されない」には必ず原因があります。そして原因は「そもそも表示されていない」のか「表示されたのにクリックされていない」のかで、打ち手がまったく変わります。このレッスンでは、YouTube Studioのどこを見て、どう切り分けるかを固定します。

🎯 このレッスンを終えたときの状態

01

まず見る場所を固定する

YouTube Studioには膨大な数字がありますが、日常的に見るのは次の5項目だけで十分です。それ以外は必要になったときに見ればよい情報です。

見る場所項目何が分かるか
アナリティクス → 概要視聴回数・総再生時間・登録者チャンネル全体の推移
アナリティクス → コンテンツインプレッション数そもそも人の目に触れているか
同上インプレッションのクリック率(CTR)サムネ・タイトルが機能しているか
同上平均視聴時間・平均再生率内容と構成が機能しているか
同上トラフィックソースどこから見られているか(LESSON 22)

※ 画面構成はYouTube側の更新で変わることがあります。項目名が見当たらない場合はMTGでご確認ください。

見るタイミングは「公開48時間後」「1週間後」「1ヶ月後」

公開直後の数字は変動が大きく、判断材料になりません。48時間・1週間・1ヶ月の3点で見るとブレが減ります。毎日見ても打ち手は変わらないため、時間の無駄になります。

02

インプレッションとは何か

インプレッションとは、あなたの動画のサムネイルが視聴者の画面に表示された回数です。ホーム画面・関連動画・検索結果などでサムネが表示されると1カウントされます。

重要なのは、インプレッションが少ない=サムネの問題ではないということです。表示すらされていない状態なので、サムネを直しても解決しません。原因はテーマ選定や、そもそもの露出面にあります。

インプレッション数の目安(公開1週間)状態打ち手
数百以下YouTubeがまだ見せる相手を探せていないテーマ・タイトルの検索需要を見直す(LESSON 02・08)/既存動画から導線を繋ぐ
数千一定の露出が始まっているCTRを上げる打ち手が有効(サムネ・タイトル)
1万以上ブラウジング機能で広く配信されている維持率を上げれば一気に伸びる可能性がある

※ 数値はチャンネル規模・ジャンルによって大きく変わります。他社との比較ではなく、自チャンネルの過去動画との比較で判断してください。

03

3つに切り分ける判定フロー

再生数が伸びないとき、次の順で切り分けます。上から順に見て、最初に引っかかったところだけを直します。

  1. 1

    インプレッションは出ているか?

    出ていない場合、原因はテーマ・タイトルの検索需要、または露出のきっかけ不足です。サムネを直しても変わりません。既存動画からのリンク・再生リスト整備・コミュニティ投稿での告知が有効です。

  2. 2

    CTRは自チャンネルの平均以上か?

    インプレッションはあるのにCTRが低い場合、サムネイルとタイトルの問題です。LESSON 14に戻り、文言を1要素だけ変えて差し替えます。

  3. 3

    平均再生率は自チャンネルの平均以上か?

    CTRは高いのに再生率が低い場合、期待と中身のズレ、または冒頭の弱さです。冒頭30秒を見直します(LESSON 09)。

  4. 4

    すべて平均以上なのに再生数が少ない

    テーマの母数(そのテーマに興味がある人の総数)が小さい可能性があります。同じ品質でより広いテーマに展開してください。

「伸びない=全部やり直し」ではありません。詰まっている一か所だけを直す。これが改善スピードを何倍にも変えます。

04

自チャンネルの基準値を作る

他社の平均値と比べても、判断はできません。ジャンル・チャンネル規模・動画の性質で大きく変わるためです。必要なのは自チャンネルの基準値です。

  1. 1

    直近10本のCTRと平均再生率を書き出す

    スプレッドシートに並べるだけで構いません。

  2. 2

    中央値を出す

    平均値だと極端な1本に引っ張られます。真ん中の値を基準にしてください。

  3. 3

    その値を「自社の平均線」とする

    以降、新しい動画はこの線と比較します。上回れば成功、下回れば原因を切り分けます。

  4. 4

    3ヶ月ごとに基準値を更新する

    改善が進めば基準も上がります。古い基準で満足しないよう、定期的に引き直してください。

CTR基準

自社の中央値

他社比較ではなく自社比較

平均再生率

自社の中央値

動画の尺によって変動する

見る間隔

48時間 / 1週 / 1ヶ月

毎日見ても打ち手は変わらない

直す箇所

1回に1つ

同時に変えると原因が分からなくなる

⚡

ここだけ押さえれば伸びやすくなる

  • 1 見る数字は5項目だけ。インプレッション・CTR・平均視聴時間・平均再生率・流入経路。
  • 2 インプレッションが少ないときにサムネを直しても意味がない。表示すらされていないため。
  • 3 切り分けは上から順に。最初に引っかかった一か所だけを直す。
  • 4 他社の平均と比べない。自チャンネルの中央値を基準線にする。
  • 5 見るのは48時間・1週間・1ヶ月の3点。毎日見ても打ち手は変わらない。
⚠️

よくある失敗と回避法

✕ 毎日数字を見て一喜一憂する

判断に必要な情報が揃わないうちに動くと、改善が空回りします。3点だけ見てください。

✕ 他社の平均CTRと比べる

ジャンルも規模も違えば比較になりません。自社の過去動画と比べてください。

✕ 一度に複数箇所を直す

何が効いたか分からなくなります。1回に1要素です。

✕ インプレッションを見ずにサムネだけ直す

そもそも表示されていない場合、サムネを何度作り直しても数字は動きません。

OPTION / 分析レポート代行

この分析、AllBloomが代わりに毎週レポートにしてお渡しできます

数値を見る習慣は、最初の1〜2ヶ月がいちばん続きにくいところです。オプションの分析レポート代行をご利用いただくと、YouTube Studioの数値取得から改善提案の言語化まで、まるごとこちらで巻き取ります。届いたレポートの「次にやること」だけを実行していただく運用に切り替わります。

週次レポート

直近公開動画のCTR・維持率・流入経路を1枚に。翌週の打ち手を3つに絞ってご提示。

月次レポート

チャンネル全体の推移・勝ちパターン抽出・競合比較・翌月の企画リストまで。

改善提案つき

数字の羅列で終わらせず「次の1本をどう変えるか」まで具体化してお渡しします。

レポート代行の内容を見る
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実行チェックリスト

※ チェック状態はこの端末に保存されます

  • YouTube Studioで5項目の場所を確認した
  • 直近10本のCTR・平均再生率を書き出した
  • 自チャンネルの基準値(中央値)を出した
  • 数字を見るタイミングを3点に固定した
  • 直近の動画を判定フローで切り分け、次にやることを1つ決めた